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居心地の悪い参観日

私は、息子の小学校の参観日が嫌いだった。


話したこともないお母さん方にまで避けられていた。
私が行くと、さーっと雰囲気が変わる。
シラーっとした空気が流れる。
お付き合いがあって、何か私がしたのなら仕方がないけれど、
話したこともないほとんどの人が私を避けていた。




ものすごく嫌われていたのは気のせいではないだろうと思う。

卒業式の日、私が、座った席の周りは誰も座らず、立ち見が出ていたにもかかわらず、空席のパイプ椅子が何席も並んでいた。
そこまでなのか、そこまで私を皆嫌うのか、と、びっくりした。





こんなでも、私は、学生時代は、学級委員もしたり、クラスでも友人も多かった方だ。
だが、参観日で、すれ違いざまに嫌なことを聞いてしまった。

『あの人の息子さ、ポケモンも知らないんだって!家で勉強ばっかりさせてるらしいよ。教育ママってヤツ??』



『参観日にあの格好はないよね、何様?』





息子は、異国で育ったため、ポケモンも、なんとか戦隊も知らず、私は、仕事をしていたために、結婚して十年目で出産したため、皆とは世代が違い、参観日はスーツを着ていっっていた。それが当たり前と思っていた。昔の親はそうだしたよね…。(笑)


要するに浮いていたということですね…。



ひそひそ声は、こだまのように心に残り、私が嫌われているのは、確かなことと確信が持てた。
何か私にもいけないところがあったのかもしれないが…。
こういうのが女性の集団なんだなぁと思った。
別に、いいやと思ったが、嫌な気持ちは残った。
誰も話す人もいない参観日。

遠くから、ジロジロコソコソ見る人達。
私は、展示物や、学校の様子を見て、サッサと帰ってくる。



気にしない、気にしない、と思っていても、
幼い頃から毒母に言われていた
『大っ嫌い』が現実なのだと妙に腑に落ちて、家に帰ると、薬を飲んで過ごしていた。


やっぱり、私は嫌なヤツなんだ…。
人と違う境遇の家族。


別に、行きたくっていったわけではない異国暮らし。
誰にも話したことなどないのに、みんなが知っている。近所には引っ越しの挨拶をしたが…。




ある人に、「生意気だ」と言われた。
私には、話す人すらいないのに…。誰とも口をきいた事がないのに…。
でも、やっぱり、私って、嫌な感じなんだ…。生意気なんだなぁ…。嫌われるんだ…。
いや、本当に…。
考えた。



ああ、やっぱり私は…と、暗闇に落とされるような気がした。



今は、私を理解してくれる友人と、少しずつでも、大事な関係を築くことが叶っております。
コレが日本のママ友という、世界なんですね…多分。今悩んでいらっしゃる方も多いかもしれません。
少しでも、境遇が違う人はつまはじきにされます。

そして、嫌われていると思えば思うほど、気持ちが沈んで、暗い人というふうにも見えるのでしょうか。もしくは、すごく緊張しているために生意気なようにも見えるのでしょう…。


でも、すぐに終わります。子供が幼い頃だけ…。割り切って。

少しの辛抱。



当時は辛い数年間でした。
それも、勉強だったのでしょうね…。



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ダリア

Author:ダリア
可愛くない私を、嫌々育てた母。仕事第一の父。そして溺愛された弟。病んでいく私。
ネグレクト、被虐待児のいく末です。

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