2018/06/28
記憶の封印
自分にしっかりと自我が目覚めた頃から、なんとも言えない生きづらさを感じて生きて来た。
何とも言えない感情。
そして、私は、血の滲むくらいに絡みついた母の束縛という鎖に、
五十近くまで全く気がつかなかった。
何故?
それは、感情を封印されていたから。
「毒親育ち」、今流行りのことば。
一番怖いのは、呪縛のこの鎖に気がつかないくらいまで
感情を押さえつけられ、感覚を失わされて生きていくことだ。
私は、今でも実は体の不調や、痛みも、あまり感じない。
幼い頃から体の不調を訴えたことはあまりない。
熱があったこともない。あっても、気がつかない。
母の考えは絶対なのだ。
常に人の悪口を言っていた母。
それを信じて生きてきた。母には同調してきた。
そしてそれに気がついてからも、
その束縛の恐怖から出て生きることが
恐ろしいのだ。
「私に逆らったら100倍にして返してやるから」
と、なん百回も何千回も言われて育った。
逆らったら?
どうなるのか…。
恐ろしくて怖くて、生きていけない。
外に追い出される。冬の夜に…。
悲しかったことも、最近思い出したこと。
それでも、母が怖い。
ものすごい、洗脳である。
一生、母の奴隷。
子供は親が、いないと、生きていけない。
都合よく母の仕打ちを忘れていかないと、
生きてはいけない。
恐ろしい気持ち、悲しい気持ち、悔しい気持ち、
全て、我慢していくしかないのです。
社会人になって親友から「ダリアさんって絶対怒らないよねー。不思議」
と言われたのを不思議な気持ちで覚えている。
怒れない、それは、自分を蝕んでいく。
そして場合によったら、こういう場合、別人格を作ってその別人格に
悲しみを託すのです。
私は、さいわいにもそこまでは行きませんでしたが…。
でも、恐ろしい事です。
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コメント
2019/02/07 09:49 by URL 編集
No title
それ、わかります。
どうやって人と付き合っていけば良いのか、分からないのですよね。
かわいそうに。でもそれは名無しさんのせいじゃないです!!
2019/02/10 20:26 by Dahlia URL 編集