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五十年遅かった診断


「本当に大っ嫌いだよ。
面倒な事ばっかり。」

え???誰の事??

ああ、ミッコおばちゃんの事ね。
ホッとする。

「ったく、自分勝手ばっかり!
昔からそうよ!!」

え??誰の事??

あぁ、お父さんね。
良かった、私じゃない。

口を開けば悪口。
泣きごと。

毎日、家事をさせられる。
横で、気が狂ったようにケチをつける。
叫び声。怒鳴り声。

じゃ、やめる。

なんて言ったら、もう1週間は無視。
雨だろうとなんだろうと腕を引っ掴んで外に放り出される。
しばらく完全無視。
ドアを思い切り閉める。
新聞を投げる。
何かを叩き割る。
大嫌いな掃除をこれ見よがしに始める。
走ってどこかへ出て行く。
もう戻らないから!!!と叫びながら。

ピアノの練習しなさい!!!

これしか言わない。
絶対に口ごたえは許されない。


泣きながら、嫌々、お皿を洗う。

すると、なんでも嫌々やりやがってと、
散々言われる。

あなたは、精神病なんじゃないか、
と、気がついたのは、最近の事。




無理とよろける癖。
知らない人は皆近寄って手をつないだり、
介抱したりする。
でもね、
家族は誰も知らん顔。だって、嘘だもの。
知っているの。

一度、しくじって本当に転んでしまった事がある。
周りの人が救急車を呼んだ。


「もう、救急隊の人がものすごく優しくて…。」
天国へ行って来たかのような恍惚とした顔で話す。

「全治一週間の捻挫だって。もう、痛くて痛くて、夜も眠れないわ。
こんななのに、お父さんなんか、知らん顔だよ。」

父が医師に呼ばれて話をされた。
『奥様はまるで病気を探しているようです。病気になりたいかのようです。不幸を見つけているかのようです。なんでもありませんというと、大変ガッカリされます。』

「抗うつ剤を処方します。」

診断が五十年遅かった(笑)
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コメント

同じです。なんでこうも同じなんだろう?
「嫌嫌やるな!」→私の場合は、「すぐ口尖らせて!」、そりゃそうですよね、理不尽な虐待されてるんだから、誰が笑顔になれます?
「わざとよろける」→私の母の場合も、仮病で能の舞台役者みたいにそーっと歩いたり、何度も倒れてますよ。しかも、病院でもですよ。医者や看護師さんは信じて処置してました。私が実家を出るのを阻止する為に、倒れる演技しただけなんですよ。家帰ったら、むしゃむしゃご飯食べてましたよ。実家から逃げたい。医者も気付かないので、ワタシの母の場合は精神病の診断なしですし…。「私の母」と書くことすら苦しいです。虐待されてたのに、母と呼ば無いとだめですかね?虐待されてたから、別の呼び名ないですかね?

Re: 五十年遅かった診断

全く同じで、びっくりです。

どうぞ、母ではなく、毒母と呼んでください!!


うちは、カウンセラーさんから、毒母は、父にほっておかれて寂しかった、
虐待の原因は、お母様の「寂しさデス」と、聞いた時には、
子供かよ!!!お前は!と、
バカバカしい気持ちになりました…。



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プロフィール

ダリア

Author:ダリア
可愛くない私を、嫌々育てた母。仕事第一の父。そして溺愛された弟。病んでいく私。
ネグレクト、被虐待児のいく末です。

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