2018/10/29
食欲さえ封印する
お腹がすいたと、思ったことがありませんでした。初めてお腹空いたと、感じた瞬間を覚えています。
小学校五年生の時、
学校帰りに良美ちゃんのお家によって、
良美ちゃんのお母さんが、
シュークリームを出してくれた。
その時、初めて、
あ、食べたい、と、
思いました。
それまで、気がつかなかったのですが、
食事の時間というのは、母の怒る時間だったのです。
こぼしたら、お行儀が悪かったら、死ぬほど怒鳴られる。
母のストレス解消のチャンスなのです。
私のアラ探しをして、
やれ可愛くないだの、やっちゃんは弟なのにお前よりもきれいに食べるだの、
大騒ぎ。
テンションが上がると、腕をひっつかんで食べている途中でも、なんでも、
表に出ろ!
こんな子はいらない!
だの、大立ち回りが、始まる。
別にどうとも思わない。
いつものこと。
いちいち悲しんでいたら、生きてはいけない。
被虐待児は、感情を殺す。
いちいち、考えていたら、身がもたないのだ。
そのかわり、自分の人生を差し出す。
感情を殺す。
自分の感情がわからない。
体調の異変にも気がつかない。
人が恐ろしかった。
どう付き合ったら良いかさっぱりわからなかった。
ひとという、意味不明なもの。
ましてや、私には、「自分」などない。
すべて、その場限り。
何事も。
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コメント
ガラスのコップをこぼしたら、母の歳大のチャンスですよ!配慮師で、子供がこぼさない場所に置くのが大人の役目なはず。食事MANAを教えるのが大人の役目なはず。
2019/02/07 15:09 by URL 編集
No title
そこでも、母は、私の火傷よりも、どんなに私が行儀が悪く、作法がなっていないかを、キチガイのように興奮して叫んでしました。
その後その話を近所の人に、していたら。
「それ、奥さんの不注意よ」と言われて
バツの悪い顔をしていたのを
よく覚えています。
名無しさんのお母様と毒母は、同じ病気ですネ。
2019/02/07 19:10 by Dahlia URL 編集
Re: No title
> そこでも、母は、私の火傷よりも、どんなに私が行儀が悪く、作法がなっていないかを、キチガイのように興奮して叫んでしました。
>
> その後その話を近所の人に、していたら。
> 「それ、奥さんの不注意よ」と言われて
> バツの悪い顔をしていたのを
> よく覚えています。
>
> 名無しさんのお母様と毒母は、同じ病気ですネ。
2019/06/14 11:10 by ダリア URL 編集