2018/10/26
ひと嫌い
そう、ごく幼い頃は母の顔色ばかり恐れていた。自分さえ我慢していれば、家が丸くおさまった。絶対に怒ったりしたらいけなかった。そのあとの居心地を考えたら、自分の気持ちなんてどうでも良かった。自分を通したら、どんな恐ろしいことになるかわからないと、幼い頃からずっとずっと思っていた。…でも、怒って良いのだ。というか、怒らなきゃいけないんだ。
自分を自分が守らなきゃいけないんだ、と、わかったのは、極めて最近。随分と遠回りの人生だ。
母はどうやってひとと関わったら良いのかわからないひとなのだ。そんなひと。
母は、私よりも、もっと孤独で、誰ひとりとして、信じられるひとはいないひと。
家族ともうまく関われないひと。友人もいない。孤独。
何もかもが、思いどおりにはならないと、思って生きているくらいがちょうど良い。どうでもいい。私は一回死んでいるのだから。
生きることは恐怖。うっすらといつもそう感じていた。いつ機嫌を損ねて怒り狂うかわからない母との生活。
私の基礎は、そこで作られた。
母の機嫌は、天気以上に不安定。予測不能。それが、当たり前と、思って生きてきた幼少期。どちらが親だかわからないくらいだった(笑)
消耗しきって、世の中に出た。
けれど、恨んだところで、どうしようもない。
私が、今、息が抜ける場所、そこで生きれば良いのだ。
私は、「しあわせです」と、言ったら、みんなが怒る様な気がするのです。今でも。
スポンサーサイト
コメント
はじめまして
ずっと、拝見していました。
ダリアさん、幸せですって言ってもOKですってば。
私も自分に「幸せになったらダメ、楽しんだらダメ」と思っていました。
親からの精神的な虐待って・・・。
言い知れないやるせなさを感じる時が多いです。
ダリアさん、幸せって言っても、誰も怒りませんよ。
私は、ダリアさんが幸せだったら嬉しいです。
2018/10/28 10:27 by 電子うさぎ URL 編集
ありがとうございます✨
はじめまして
コメントありがとうございます。
ダリアです。
電子うさぎさまも、同じ経験をなさったのですね。
子供はどんな子供でも、楽しく生きる権利がありますよね。
そんな、世の中であってほしいですよね。
家庭の中でのことは、外に出にくいですね。
温かいお気持ちに胸が詰まります。
電子うさぎさまも、どうか人生を楽しんでください✨
少しでも癒しになりますように…🍁
ありがとうございます!
2018/10/28 11:06 by Dahlia URL 編集
2019/02/07 15:01 by URL 編集
No title
ありがとうございます。
泣けてきます…。
2019/02/07 19:13 by Dahlia URL 編集