2018/08/15
嘘ばっかり
息子が産まれて、実家に帰っていた時のこと。キッチンで母 が父に何か言っていた。切迫したひそひそ声。
「だから、昨日の夜、あの子(私のこと)言ったのよ…。」
「本気で言ってんのか?そんなこと言ったって、育てないわけにはいけないだろう。何言ってんだ!!現に産まれてんだから。自分の子なんだから、自分で育てていくんだ!!」
「でも、泣きながらあの子言ってたの。『こんなの育てられない…』って。」
「…」
「あの子には無理なのよ。『世話なんかしたくない』って。どうすんだろう。私は絶対イヤだわよ。」
母の嘘。私は、信じられない気持ちでドアの外で聞いた。
父は驚いていた。
そりゃそうでしょう。産んだばかりの乳飲み子を、『育てられない』と娘が言っていると聞いたらば…。
なんだろう???どうしてこんな嘘をつくのか。でも、母はきっと嘘をついている意識さえない。
今の娘のしあわせさえ壊せばいいのだ。
そして『乳児を抱きながら途方にくれるのは、私だけじゃないんだ』と、言いたいだけ。
でも、当時の私は、こういうことを不思議に聞き流す癖がついていた。こういうことを母に問いただすというコトを考えもしないように「洗脳」されてきた。糾弾するなんて、そんなことは許されない家。
そして今考えると、母は私を産んだ時に、そう思ったのではないだろうか??
「育てられない」と。
産まなきゃ良かったじゃん。
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コメント
2019/02/07 12:58 by URL 編集
No title
カウンセラーさんにもそう言われました。
お父様も同罪ですと。
私はびっくりしましたが、名無しさんのおっしゃる通りです。
本当に呆れるほど、虐待する親というのはおんなじ手法なのですね。
どうしてなんだろう?
名無しさん、体力、気力がそのうち、名無しさんと親が逆転します。
すると、名無しさんは、少し楽になりますよ。
私がそうでした。
歳をとって生物的に弱っていく毒母、元気な自分。
そこで少し、逆転していきますよ。
2019/02/07 21:24 by Dahlia URL 編集