2020/07/06
爬虫類
母は謎でした。幼い頃から、食べ物も、一緒に食べると美味しいと思えず、いつ何を怒り出すかわからないので、私は、恐怖でお腹が空いたという感覚がわかりませんでした。
美味しいという感覚も分かりませんでした。
食べたいという感覚も分かりませんでした。
悲しいも、愉しいも、最後には怖いも分からなくなっていました。
心を封印しないと一緒にいられないのです。
常に、謎でした。
今の気持ちを、誤解を恐れず言うならば、
「何を考えているのかさっぱりわからない気味の悪い爬虫類を仕方がなく飼っていたが、それをもらってくださる奇特な方がいらして、譲ってホッとした」という感覚です(笑)
その爬虫類には、愛着もあまりなく、っていうか、無く(笑)一応「生き物」なので世話していたが、なんだか、やたらと噛みつくし、攻撃してくるし、心は通じないしで、気味が悪いが、飼っていたという感覚です。
所謂、「機能不全家庭」というのは、悲しいかな、そういうものなのかもしれません。
大事な人生の先輩から、心を込めたアドバイスをいただき、「うん、それもありかな」と、色々考え、自分なりに、母の良いところを探す作業もしてみようかと思いましたが…、爬虫類の森に再び踏み込むと私自身のトラウマが湧き出してしまい、具合が悪くなりそうなので、今は、まだやめる事にしました✨
もう、静かに蓋をして二度と開けないで、そのうち朽ちるのを、遠くから…、
いやいやいや、もう見ないで、おこうかな…(笑)
でも、みなさまからの心温まるコメントや、アドバイスに感謝でいっぱいです。いつでも視野は広く、そして、柔らかい心でいたいとおもっております🌼✨
これからは、父のお墓にだけはきちんとお参りして、感謝を忘れないでいこうと思います。納骨の日には、カサブランカをひと抱え、持っていこうと、思っております。
インドのヴァラナシで見つけたお香を焚いてあげようと思っています。ガンジス川に流れる遺体を弔うヴァラナシの「街のお香」だそうです。
そして、もう、私は、母の心のサンドバッグ役は終わりにできる、あと少し…。
今日、畑に行ったら、ひまわりが
こんなに…。

みんなかわいい。
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