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冷たい緑茶はいかが?

スポイトでお茶を父の口にポタポタ入れる。





キッチンで弟と母は電話をしている。












父と私のいるリビングのベッドは平和だ。




『お父さん、お茶、氷を入れました。今度は冷たいですよ。』


『ああ…。美味しい』


『それは良かった。』


『値段は同じか?』


『いえいえ、先程よりも…多少…いただきますよ。冷茶は、500円です。ホステスも美人なので、追加料金になりますが、いかがいたしましょう?』


『ああ追加か、ずいぶん美人だな…。』


『左様でございますか?うふふふふ』


氷の入った緑茶を、スポイトでポタポタ…。












受話器を持つ母が、声を荒らげた。


何か言い争いが始まったのだなぁ…。


















『ああ…。美人さん、そこを閉めてください。それで、[お父さんはもう寝たいから、電話をやめてください」と言ってきて…。行ってきて…。』
『はい。』




母に再三言ったがまるで、耳に入らない。










『あの、男も(弟)お天気屋さんでな…。俺は…。ああ、でも俺とお前は、なんだか似てるようだな。最近お前の言動を見ているとな、お前の言ってることは、まるで俺の言おうとしていることと、…いつも、おんなじで…。お前の考えは俺の思う事と、いつも同じで…。…。』














『あらそうですか?本日のお支払いは、32000円でございます。』




『馬鹿に高いなぁ。この店は…。つけといてくれ。』(笑)
(笑)『あはは。では、ごゆるりと。』










大人になってから、こんな気持ちは初めて。。。
こんな風に父と心がつながれて…。


私の心に温かいものが流れるのをこの家で初めて感じられた。
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ダリア

Author:ダリア
可愛くない私を、嫌々育てた母。仕事第一の父。そして溺愛された弟。病んでいく私。
ネグレクト、被虐待児のいく末です。

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