2020/09/18
いつも不機嫌な弟
弟は、常に不機嫌である。毒母が施設に入るために色々連絡を取らねばならないのだが、もう、私も限界。彼は、一体何に怒っているのだろう。
仕事が大変。毒母の毒が凄い。煩雑な父の去った後の役所や保険会社への手続き。大変なのはわかるけれど、「忙しい」ってだけで私の家族は、怒鳴ったり、訳の分からないことで人を罵ったりはしない。
そんな人を俗に「パワハラオヤジ」というそうだなぁって思った。
ワンマン会社の社長のようだ。
嗚呼、なるほどね。
今、流行りの職場などで嫌がられるパワハラオヤジ。
この人種は、基本人の話は全く聞かない。どころか、「どうでもいいことを言うな!」「忙しいのに時間の無駄!」という答えが返ってくる。
弟はパートナーを殴ったことがあるそうだ…。聞いた時にはもう絶句。私なら即離婚。
こちらが事務的に連絡をしても、何故か最後は喧嘩腰口調。
馬鹿なのだろうか?
母と、施設を決めるための色々を進めているが、弟は母にも、常に説教だそうだ。
『この前は、二時間もレストランで説教してやったよ!』
『金のことばかりで、頭に来る!!!』
そりゃ、入院先に通帳や債権を持参するわけにはいかないけれど、年寄りはお金に執着があるのだよ。
だから、少し現金を渡して、
『お母さん、コレ、渡しとくから、安心して😃🖐またなくなったらおろしてくるから大丈夫だよ』
とかなんとかいって現金を握らせておけば、毒母は気が済むのだよ。それを、真正面から、まともにやり合うから、火に油を注いじゃうんだよ。
まともに相手をしていたら、おかしくなる二人。話がまとまる訳もない。でも、もう、私は絶対に手助けはしない。心では縁を切っている。
父の口座が凍結されているので、電気料金の支払いや、家の郵便物の処理のことを私がLINEで報告するだけでも、折り返し電話が来て不機嫌全開モードの意味不明な罵声。
~母にそっくり…。
『もうこれ以上変なこと言ったら俺は全てから手を引くから』
と言ったとか、断片的に、色々キナ臭いことを話していた。
こういうことから、相続のトラブルって起きるんだね。こんな強烈なアホとお金のトラブルなんて絶対嫌だ。
私は、もうこれ以上この話をするのはやめる。ダダに入ってもらうのが一番。最後は弁護士。もう絶対いや。
『Dahliaに連絡どうしようかな?』
と毒母が言ったという。馬鹿なの?
結局、可愛がっていた弟は自分の思うようにならないのでやっぱり私を頼りたいってことらしい…。
お馬鹿な強烈パワハラ弟は
『もう少ししたらお姉さんも落ち着くからそうしたら、電話してみたら?』
って、お前らアホなの??
馬鹿なの??
私は一世一代の決断をしたんだよ。
甘いんだよ。
所詮私の気持ちなんてその程度だと思っているんだね。
私は生半可な気持ちで、怒った訳ではない。あそこまで言うのはもうこれでおしまいという意味。
ばっくり言えば、
テメーらとは、縁を切ったんだよ。
絶対に和解はなし。
なめんなよ。
「パワハラオヤジ」をググってみた。
衝撃の記述が…。
パワハラオヤジになる原因は、「幼少期の不安定な家庭環境。または、溺愛されて育って思うようにいかないことに対応できないから」だそうだ。
また、ここに戻るのかよ…。
そりゃ虐待されている姉を毎日見て育ち、両親は不仲。そして自分は砂糖に蜂蜜をかけられたようにベタベタに甘やかされて育った男。欲しいものは全て手に入り、なんでも言うがままの母。学校の成績も常に一番。国立一流大学を卒業し、誰もが知っている会社に就職。~この世の春を生きてきた。
けれども…。
弟と話していて感じる奇妙な共感性のなさ。自分のロジック以外を全く認めない感性。なんというか、「こう思うのよね~」「ふーん、そうなんだ」という心が通じる感覚が全くないのだ。
これは、私との関係性で、嫌いとか、好きとかそういうものではなく、人として、心を汲み取るという感性がない。心の幅が全くない。心が触れ合う感覚が全くしないのである。これは、私は大人になるまでわからなかった。
要するに「心」が育っていない。
弟は、筋金入りのお馬鹿な強烈パワハラ男になっていた。
社会の中では、そんなに全て思うようにはいかない。彼の心の中はこんなにも空っぽだったんだね。
コイツの闇はもしかしたら私より深いかも。
弟は、「こころよく」という言葉を漢字で『心良く』と表記する。
今までその間違えを誰ひとり指摘してくれる人がいなかったのだね…。
これは悲劇だよ。
そして私は、どうしようか迷った挙句、ごめんね…。
教えてあげるのはやめた…。
もう疲れたよ。
でもね、あと二年でこれは終わると、私は希望を持っているのだ!