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この家のやり方

土曜日、考えた末に父のお見舞いに行った。<br>
弟家族が来ていた。
挨拶もしない。何故だろう。


少し前に弟にこう言われた。
『お姉さんは、ダダの尻馬に乗って、なに不自由なく生きている。何にも考えないで、好き勝手に生きているじゃない。』

そう見えるのかしらね。そんなに私って悪いやつなのかな?
ひとの人生を見えるところだけで判断するのは軽率だ。どの人も他人には分からない苦しみを抱えて生きている、と、思うのだけれど…。
何にも苦労のない人などいるのだろうか?







挨拶もしない。口も聞かない弟家族。

これを見てすぐ横で寝ている父がどう思うか、考えているのだろうか?ここは、父の気持ちを一番に考えるのが本当ではないだろうか?オカシな話だ。




なにを怒っているのかわからない。機嫌が悪いという人は、甘えていると私は思う。黙っていて、機嫌が悪い。相手が察して傷つくのが愉快。相手に罪の意識を持たせて自分が上なように感じる。罰した気持ちになる。これは母と同じではないか。

こんな幼稚では、人生、大変だろう。残念だ。

こんにちは、と言ったら、こんにちはと言うのが、大人。っていうか、子供だってできるでしょう。誰のためのお見舞いだろう。父に心配をかけるのがわからないのだろうか?それ以上に私が憎いのか?





私は、弟になにをしたのだろうか?
いや、何も手伝わないと責めているのか?
でも、弟は、私が母に怒鳴られながらケアマネとの話しあいに主人と出ていることや、病院へ付き添っていることを知らないとは言わせない。
母からのアレがないコレがないという電話。それに対応して、夕方に電気毛布を買いに行け、加湿器を買って来いと言われて、なだめる毎日。なにを言っても怒鳴られて。それでも、お見舞いに行っている。



それを、どういう状況でしているかと、弟に、気持ちを話そうとすると、
『いいから!!聞きたくないから!!事実だけ話して!!』と語気を荒げる。これじゃ、まるでパワハラ上司だ。こんな人間力で会社ではうまくやっているのかと疑ってしまうほど…。





見かねて、息子が電話をかけたことがある。

私が母に怒鳴られて寝込んでいる時に…。

『母(私のこと)は、今、なにもできないかもしれないけれど、父と僕でやっていますから。三人で一人分ですけれど、やっていますから。母は具合が悪く、寝込んでいてここ数日、家事は僕と父がほとんどしています。母は家のこともできない状態です。だから僕たちで頑張りますので、わかってください。』と、憤る弟の言葉を強引に遮りながら、苦労して話をしていた。


でも、先日の退院の時、別れ際に、
『なんだよ、元気じゃん!!』『あはははは』
と、小馬鹿にしたように大笑いした声が駐車場に響いていた。





人に対して不満がある場合、まず、相手にも何か事情があるのかもしれないと思う事。そして実害がある場合には、
『私は、あなたにこうして欲しいのだけれど。もし無理なら何故できないのか、教えて。』
と、Nice and neat に、尋ねる。
お願いしてみる。それができないだけでこんなに人間関係はこじれる。ただ、そういえば良いだけなのだ。感じよく。簡単ではないか。

私は、弟が好きだった、でも、嫌われている。理由は不明。

でも、大丈夫。もうお終いだから。
大丈夫。
私には、自分の家族がいるから。

野生動物は、親兄弟と離れて、喧嘩して縄張りを出て行く。それと同じではないか。親だから、兄弟だからと、同じ縄張りにいようとしがみついているのは実は私だけだったということだ。


私は皆に嫌われていたのに、それを見ようともせずに、しがみついていたのだ。私は、無いものをあると思いたかっただけ。愛はない。





私が悪いのかもしれない。私って、ものすっごく悪いヤツなのかもしれない。
でも、「無視して、口を聞かず、不愉快な顔をして、相手にそう思わせて、悲しませる」というテクニックを使うのがこの家の伝統芸。そうなんだ。

私は、鹿。いつも自分で思う自分のイメージ。臆病な鹿。静かな山にいる。でも、あの家の人々は、魚なんだ。水の中で生きている。あそこでは、私は苦しくて溺れそうなのだ。

そんなことが、よくわかった。
毎日毎日、色々起こる。
今まで関わらずに済んでいた人間たちが、関わらざるをえない。
でも、私が、最後まで好きだったのは、父だけ。悔いが残るのはこそだけ。そこだけ残念だけど、その痛みは、心の中にしまって…。
よく整理して考えよう。大丈夫だ。

山の鹿は魚とは話ができないのだ。
弁護士に。全て弁護士に任せる。

ゆっくり休も。悲しいのって疲れるもの…。
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そうか、そうか…

実家にお見舞いに行った。

もし父が眠っていたら、と簡単な一筆箋に
挨拶を書いて置いて帰ろうと、用意して持っていった。


けれど、父は起きていた。


ババアは、見違える様に元気だった。


父が、点滴の中身を看護師に聞いて水だと言ったら、
点滴をしないで欲しいと言ったからだ。
点滴をしたら、浮腫が起きる、床ずれが起きる、そしてそのお腹に溜まった水を抜くのは痛いそうだ。
でも、数ヶ月は生きられるそうだ。


しかし、点滴をしなかったら、一週間か、二週間。
そのまますんなり亡くなるそうだ。それを先生に確認して父は点滴を拒否した。


そして、人にお風呂に入れてもらうのが嫌だと、
それもしてもらっていない。


車椅子も持ってきてくださったがそれもいらないと。
外にも出たくないと。


そのまま自然に逝きたいのだろう。


ババアはもう食事の心配はない、生活で介助することはない。
晴れ晴れとした様な顔をしていた。


そして、
父は、私の目を見ない。


何故かわからないが、私の息子には笑顔を向けるのに。
私の顔を見ない。


よく解釈すれば、悲しいのか、
それとも…。


ババアに言いくるめられて色々吹き込まれているのか。
私はするべきことはした。
人の心を操作することはできない。




なんだか、情けなくなった。


が、十分もしたら、父はうとうとと眠ってしまった。


帰ろうとして、


『お父さんが少しでも快適に過ごせますように、毎日祈っています』
と書いたものを封筒に入れて、そばにおいたら、
父は、ふと目を開けて一瞬、顔を歪めた。


電話も嫌なら手紙も嫌なのか。それとも、
笑ったつもりが、作り笑いになったのか、
わからない。


けれど、最後まで私の目を見なかった。


悲しかった。


もう、これでお終いだ、と言う気持ちがした。


もう、父とは心の中で切れた様な気がした。
悔しくも、悲しくも切なくもない。


あるとしたら…、虚無感…。


二人して、
こんな最期の最期まで、娘一人を悪者にして、


どんな人生だ。


この娘を自分たちで育てたと言う感覚はないのか。
自分が育てたこの娘の心を信じると言う
気持ちがないのか。


ないのだろうな…。育ててないもん。


自分は、自分の息子がどんな性根の持ち主か、しっかりわかっている。
絶対しなそうなこと。しそうなこと。
それが、わからないのだな。


父に対しての私の気持ちは通じなかった。
でも、よく考えれば、それは当然だ。


通じていたら、家で虐待など起こるはずがない。
残念だけれど、そこを知らなかったとは言わせない。


最期の最期で、母の言うことを信じるんだね。


そうなんだね。






でも、最期に笑顔で手を握って別れるなどと甘い幻想を抱いていた自分が甘いのだ。そんなことは、よく考えればわかるではないか。


そうか、そうか、と心の中で、何度も呟いた。




そうなんだよ。






こんなに自分が傷つくならば、
もう、お見舞いはこれきりにしようかと、考える…。









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父、退院

父が今日退院した。


もう、この一週間、二週間だと言われた。


弟が、月曜日にケアマネと主治医の話し合いに出てくれと言う。
無理。
私は、何かあればババアを殺しそうだ。


今日も、父に花束と家族全員でそれぞれ手紙を書いて渡したが、
ババアがさっちゃんありがとうと手を掴んできたが、振り払って無視をしてやった。主人も無視をしたそうだ。
これが虐待母の末路です。捨てられます。
今、子供を虐待している人は、こうなることを覚悟してやってください。


弟はなんだか知らないけれど、私にトゲトゲしくしている。もう疲れたので、弟も諦めている。うまくいきっこない。
兄弟差別をして育てると、兄弟仲は絶対うまくいかないとどこかで読んだことがある。弟も弟なりに、私が嫌なんだろう。




あと、少しで、この家族が終わる。
弁護士を入れて、遺産を分けて、おしまい。
あと少し。あと少しだ。


ババアを捨てるまで、あと少し。
ババアは、なめるように可愛がった弟に全て面倒をみてもらえばよいのだ。


義妹の話によると、なんとババアは、
『ケアマネが何にもしてくれない』と何度も悪口を言っていたそうだ。
だから、ね、今動いているのは、父の介護のチームなのよ。
アンタは関係ないの。
馬鹿なのかね?!


開いた口が塞がらないとはこのことだ。


父は、病院から乗り込んだ介護タクシーの中から、見えなくなるまで私に手を振ってくれていた。
窓いっぱいに大きく手を振っていた。
私も、手を振った。
見えなくなっても、手を振った。


心が、緊張する。これから起きること。
自分に、生まれる感情は、どういう物なのか?


恐ろしいような怖いような、不思議と幼い頃の父を思い出と温かいような、寂しいような複雑な気持ち。
涙が、つーっと、頬を伝う。





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迷惑な電話

母は、ケアマネがくるのが怖いそうだ。

そして、義妹に連絡をした母。


『ダダに来て欲しいと言っていますよ』


と義妹からLINE。






「弟は免許を返上しろ」と言うので怖いという。


私は、ラーメン屋でブチ切れたのでなお一層恐ろしい。そして私には罪の意識がある。絶対頼めない。


義妹には頼めまい。


何故遠回しに義妹に言わせるのだろう。堂々とダダに連絡すれば良いではないか…。






実は、私の心からあることがきっかけで、もう、父の存在が消えそうになっている。


『サチコが、毎日電話を掛けてきて、迷惑だ。毎日、私にも今日はどう?って言われても、昨日と同じとしか言いようがない。話すこともない。』


と弟に父が言ったそうだ。


弟が申し訳なさそうに私に言った。


「もうあまり電話はやめた方が良いかもよ…。」






心の底から哀しかった。心が真っ暗になった。立ち直れないとは、こういうことを言うんだなと、思った。






これは、強烈。しばらく、立ち直れないっす(笑)


これは、この家の人間にとっては、いつもの軽いジャブ。いつも私を悪く言っていればこの家は安泰。自分も安泰。


もうそう長くない父が、母にひよって、私のことを迷惑がっている、この言葉は、習慣化し、もはや意味さえない挨拶のようなもの。そうなんだ…。


でも、これを、「今言う」ということの意味を考えていないのだ。染みついた不文律。この家の、決まり事。










私が信頼するある方が以前、こう仰った。


『お母様の虐待を黙認していたお父様も同罪です。』






父も母が恐ろしいのだ。


『なんとか、お母さんの顔色を見ながら、面倒が起きないようにやってくれ。』


病気がわかった時、父は私にこう言った。


そして今、母に逆らうと、父も、罵声を浴びせられている。






夫婦というのは、五十年以上も一緒にいると、このようになるのだなぁ、と、思った。一緒になって今まで通り私の悪口を言っていれば、父も安泰なのだ。今までずっと。ずっと。私が生まれてから…。


~けれど、お父さん、最期の最期でも、私の気持ちはどうでもいいのね?


そう思ったら、やがてくる父の死という身を切られるような怖ろしい出来事が、さほどでもなくなった。


みんなで、私をスケープゴートにして、『うまくやって』きたのだ。


父の言葉で、気持ちが軽くなった。






皆それぞれの思惑があり、誰かを犠牲にして、自分に火の粉がかからぬようにやってきた。子供だろうが、猫だろうが、弱い者には容赦ない。そんな家だった。


酷いにもほどがある。


この地獄家族から、私は、離れます。


あとは弁護士を入れて。



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入院一週間目の面談

今日は3時から今後の治療方針に説明があるというので、主人が会社を休んで行ってくれる。


実は、私はもうタカが外れているので、何をするかわからないので、ババアと会うことは危険という判断で、主人がお休みをとってくれました。


実際本当にこの手にナイフがあったら…。また怒鳴られて、すっとぼけられたら、私は我慢ができるかわからない。


主人がかけた一週間ぶりの父は昨日の電話では、かなり具合が悪そうだ。


ホスピス対応になるのか、それとも家に帰ってりょうようするのか、老人病院に入るのか、わからない。




私は、明日、息子が就職の最終面談だ。Skypeで自宅でするのだが、バタバタしたくはない。
というか、ババアに会ったら、具合が悪くなりそう。


父には、手術の前に、言いたいことを言ってあるのだ。
今までのお礼と、自分の気持ちを。


もしかして術後に目が覚めない可能性があると聞いていたので。
なので、もう、私の気持ちは伝わっている。


もうそれでよし。
主人には本当に迷惑をかけてしまっている。
色々手続きなど全てを任せてしまっている。
申し訳ない。
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プロフィール

ダリア

Author:ダリア
可愛くない私を、嫌々育てた母。仕事第一の父。そして溺愛された弟。病んでいく私。
ネグレクト、被虐待児のいく末です。

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