2018/11/29
泣いたっていいじゃない?
ポジティブの強要ポジティブにポジティブに、って言うけれど…。
ポジティブに考えることが良いように言うけど…。
それを強要すると、強く強要すると、
人は自分の本音を隠す。
我慢する。ポジティブに考える様に頑張って、我慢する。
それこそネガティブではないかと、私は思う(笑)
なぜネガティブではいけないのだろうか?
人はネガティブな人、ポジティブな人などと、はっきり分ける事などできない。
皆、ポジティブな時もあれば、ネガティブな時もあるのだ。
人は悲しい時には、悲しい顔をする自由もないのだろうか。
泣いたらいけないのか。
「そりゃそうよ、めんどくさいもの。
生意気に落ち込んでるんじゃないよ。イライラするから!」
母はよく、こう言っていた。
そして、昔、母は、私が幼い頃、悲しい映画を見て涙を流すのを見て、
「あはははーー!!泣いてるよ!!笑っちゃう!!泣いてる!」
こんなくだらない話で、泣くんだね!おっかしいw!
と腹がよじれるほど笑っていた。
父の肩を叩いて笑っていた。
父もニヤニヤして私を見ていた。
恥ずかしかった。
テレビを見て泣いたりしたら、ものすごく笑われた。
今考えると、意味がわからない。
悲しい時は悲しい顔、苦しい時は苦しい顔、
嬉しい時は嬉しい顔、そんな自由さえない地獄家族。
実家は今頃、庭の柿が鈴なりだ。
『柿、いらない?』って、半年ぶりに母から電話があった。弟から一切連絡がないという。
「お正月、どうする?」弱々しい声。
弟とはスカイプをして常に連絡を取り合っていて、弟は自分にものすごく優しく色々気遣ってくれている。私の子育ては間違ってはいなかったと、半年前は鼻を膨らませて調子に乗っていたのに…。
「ああ、これから駅に息子を送って行くの。急ぐから。後で連絡するね。」
と、電話を切る。
さ、お洗濯しようっと!